世界同時株安は本当なのか?
世界の株式市場から検証する
こんにちは、マーケットの魔術師 奥村尚です。
9月に入り、米国株は勢いを落としてきました。
NYダウは8月分の1500ドル分の上げを
9月21日までに帳消しにしました。
ナスダック総合も似たようなもので、
8月の900ドルの上げを9月21日までに帳消しにしました。
世界株安(ロイター、9月21日)と報じられています。
本当にそうであるか、世界の株式市場を
時間をそろえて確認しておきましょう。
まずは日本から。
あれ、全く下げていないですね。
むしろ、9月になってまだ上げています。
英国はどうでしょうか?
こちらは、8月はそれほど上がっていないまま、
8月後半から下げが始まったように見えます。
欧州をもう少し見回っておきます。
ドイツです。
こちらは、先週までは好調、
この1週間で一気に下落したことがわかります。
上海も確認しておきましょう。
9月にはいってからの下げ方は、
他国と異なるようですが、9月は下げています。
個別の理由としては、まずは、コロナウィルスの影響でしょう。
国によって感染度合いが異なるので、それが株価に反映するはずです。
グラフで比較する限り、それぞれの地域で、
それぞれの理由で下げていて、
世界(同時)株安という状況でもなさそうです。
もっと長期でチャートをみると、景色は一変します。
調子よく上げてきたので、
少し一休みしているように思えます。
休みの後は、また上に進む。
このブログではみなさんの資産運用のお役に立てる情報として、
金融、為替(FX)関連のマーケット動向や予測なども随時配信していきますので
次回の記事もご期待下さいね。
では、また次回をお楽しみに!
マーケットの魔術師 奥村尚
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