FXトレードで主要通貨の中から、トレードをする価値のある通貨ペアを選ぶ方法
騰落率を使ってFXで最適な通貨ペアを選ぶ方法
こんにちは、マーケットの魔術師 奥村尚です。
どの通貨ペアを選択してFXトレードをするか?
これにはいくつかの観点があります。
まず、値動きのあるものを選ぶこと。
これは、前回ドル円とポンド円を例にとって、
少なくとも2020年5月から一定期間においては、
ドル円がいかにトレードする価値がない通貨であるかを書きました。
では、値動きのある、ないは、どうやって判定すると良いでしょうか?
最もわかりやすく確実なのは、騰落率を調べる事です。
騰落率=値動きの大きさ
ですから、本日の、あるいは、今週の騰落率を見る事で、
大きく動く通貨ペアを容易に判別できます。
しかし、それだけでは足りません。
どうしても、マイナーな通貨ペアがリストアップされてしまいます。
例えば、今週の騰落率がFX会社の情報ページに掲載されているとします。
その中で、USDZAR(米ドル/南アフリカランド)が
最も大きく動いた通貨だとします。
南アフリカランドを取り扱うFX会社は比較的多いので、
トレードする時には困ることはないでしょう。
しかし、マイナーな通貨は、取引される量もそう多くないため、
公表されるスプレッド(アスクとビッドの差)を超えて広がることがあり、
トレードする際には注意が必要です。
実際の取引を始める前に、少しスプレッドを観察しておくとよいでしょう。
実際の騰落率をみてみましょう。
これは、8月のある日における、
過去1週間、1か月、今年始まってから観察日までの期間(year to date,YTD)
の3つの期間で騰落率を観察したものです。
YTDの昇順でソートしてあります。
太字で示した通貨ペアは、YTDの騰落率が大きく、
かつ、1週間、1か月の騰落率も大きく、
かつ、すべての数字が同じ方向に向いているものを
ピックアップしたものです。
こうした通貨ペアは、トレンドが読みやすく、
しかも大きく動くのでトレードに向きます。
FX業者によって、スプレッドの相違がありますから、
業者についても比較をしてみることをおすすめします。
その際、スワップと呼ばれる金利差の設定もまちまちなので、
あわせて調査しておき、有利なFX業者を選んでトレードに入ると良いでしょう。
このブログではみなさんの資産運用のお役に立てる情報として、
金融、為替(FX)関連のマーケット動向や予測なども随時配信していきますので
次回の記事もご期待下さいね。
では、また次回をお楽しみに!
マーケットの魔術師 奥村尚
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