値上がりする金(ゴールド)はどこまで上昇するか

 

 

最高値更新も見えてきた金(ゴールド)の価格

 

こんにちは、マーケットの魔術師 奥村尚です。

 

金は、日本では1g単価ですが、
世界では1トロイオンス(Toz)という単位で売買されています。

 

通常の秤の重さでも、1オンスという単位がありますが、
こちらは1オンス28.35g

 

一方、1トロイオンスは 31.1035gです。

 

 

トロイというのは、フランスのシャンパーニュ地方の都市です。

 

パリから比較的近く、約150kmくらいの東にあります。

 

 

シャンパーニュといえば、だれでも、
いわゆるシャンパンをまず頭に浮かべると思います。

 

私も、もちろんそうです。

 

シャンパンの場合、シャンパーニュ地方の北部、
ランス(Reims)、エペルネ(Epenay)という街を中心として広がる
シャトーで作られますが、トロイは、畑がある地域より南です。

 

スペルは“Troyes”でトロワと発音するのがより近い音ですが、
英語読みしトロイになります。

 

シャンパンが発明されるのは17世紀ですが、
その5世紀も前からこの地域はいろいろな地域をつなぐ要所として栄えていたようで、
ここで使われていた銀貨や金貨の重量の基準を使って金銀を取引するようになり、
そうしてトロイオンスは普及したようです。

 

 

俗にいう、金の延べ棒は、インゴットと呼ばれますが、
国内では1kg海外では12.5kgが一般的です。

 

1kgは、32.12 Toz、12.5kgは 402.5 Tozです。

 

 

2020年6月4日の相場において、金は1トロイオンス 1730ドルですから、
1kgは、55,565ドル、600万円です。

 

12.5kgのインゴットは、その12.5倍ですので
69万4556ドル、7500万円です。

 

 

まずは2019年以降の金相場をみてみましょう。

 

 

 

ほぼ一本調子で上げていますね。

 

 

では、超長期で、あらためて見てみます。

 

 

 

金の最高値は、2011年9月6日の1911ドルでした。

 

最安値1999年7月15日の254ドルです。

 

 

今、なぜこんなに金が上がっているかというと、
皆が買っているからです。

 

 

米ドルは国際決済に使えますが、ドルの価値に不安がある。

 

じゃユーロではどうかというとやはり、不安だ。

 

さすがに円では国際決済につかいものにならない。

 

 

そう考えてみると、金という商品は実に魅力的です。

 

永遠に価値がある人類あこがれの輝き。

 

その気になればいつでも換金できる

 

持ち運びもインゴットで自在

 

 

金は、埋蔵量に限りがあり、
今までオリンピックプール4杯分の金が採掘されましたが、
今後、すべての金を掘ったとしても、あとプール1杯分しかないとされています。

 

しかも、もはや金は、固まって存在している場所は開発されつくされており、
多くはとても採掘できるような場所にはありません。

 

 

今回のコロナ騒動で、金は価値を上げてきました。

 

個人はもとより、新興国、特に米国と敵対しているので
ドルを買いたくない国が買っています。

 

中国、ロシア、トルコなどです。

 

 

この調子だと、年内には最高値を更新するのではないかと思えてきます。

 

CFDでも購入できるので、買っておくことをお勧めします。

 

 

このブログではみなさんの資産運用のお役に立てる情報として、
金融、為替(FX)関連のマーケット動向や予測なども随時配信していきますので
次回の記事もご期待下さいね。

 

では、また次回をお楽しみに!

 

 

マーケットの魔術師 奥村尚