2020年6月7日先週のFX・株式相場のサマリー
外為法の改正で株価への影響は?
こんにちは、マーケットの魔術師 奥村尚です。
先週の株式市場のサマリーをお伝えします。
このブログの最後に、データも掲載しています。
先週は、欧州株が好調でした。
一番上がった株式指数は、オーストラリアATXで 11.32%です。
次がユーロSTOXX50で10.95%でした。
ついで、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスと続き、
すべて1週間で10%以上の”上げ”でした。
マイナスは、サウジだけです。
完全にリスクオフの状況になっており、
VIX指数は、10%も下落しました。
ドル円は、107円台から一気に110円を目指すまでに
上がってきました。
なお、6月7日から改正外為法の適用が開始されます。
外国人投資家が上場企業の株式を取得する場合、
事前届け出の基準を1%にさげられます。
以前までは、持ち株比率で10%以上からの届け出でした。
これに抵触する投資家は相当に多いはずで、
「事前」届け出は厳しいものであり、
外国人投資家の割合は、売買金額では7割、
所有割合は3割に達しており、
株価への影響がある懸念がありました。
しかし、外国人投資家の一定割合は、
事前届け出が免除される認証を受ける模様ですが、
今週は、株式相場に若干、影響があるかもしれません。
なお、これは、昨年11月に改正されたもので、
米国が中国企業に対して資金調達することを難しくする
制約を課そうとしている動きとは無関係と考えられます。
指数 | 1週間騰落率 |
---|---|
ATX | 11.32% |
ユーロ・ストックス50 | 10.95% |
スペイン35 | 10.94% |
イタリア40 | 10.94% |
独DAX | 10.88% |
仏CAC40 | 10.70% |
ブリュッセル株20 | 10.52% |
ブラジルボベスパ | 8.28% |
香港ハンセン | 7.88% |
ラッセル2000 | 7.86% |
S&P/BMV IPC | 7.82% |
オランダ株25 | 7.55% |
韓国総合株価指数 | 7.50% |
HNX 30 | 6.99% |
ワルシャワWIG20 | 6.96% |
タイSET指数 | 6.91% |
NYダウ | 6.81% |
英国100 | 6.71% |
リスボンPSI20 | 6.43% |
ストックホルムOMX30 | 6.18% |
ブダペスト株 | 5.88% |
Nifty 50 | 5.86% |
SENSEX30 | 5.75% |
モスクワRTSI | 5.41% |
S&P500 | 4.91% |
台湾加権 | 4.91% |
日経平均株価 | 4.51% |
S&P トロント総合指数 | 4.35% |
イスタンブール100 | 4.27% |
S&P/ASX 200 | 4.22% |
IDXコンポジット | 4.08% |
深セン成分指数 | 4.04% |
FTSE中国A50 | 3.78% |
SMI | 3.65% |
ナスダック総合 | 3.42% |
TOPIX | 3.12% |
DJ Shanghai | 2.83% |
上海総合指数 | 2.75% |
JASDAQ | 2.44% |
モスクワMOEX | 2.12% |
TA 35 | 1.74% |
サウジ・タダウル全株指数 | -0.07% |
S&P 500 VIX | -10.87% |
このブログではみなさんの資産運用のお役に立てる情報として、
金融、為替(FX)関連のマーケット動向や予測なども随時配信していきますので
次回の記事もご期待下さいね。
では、また次回をお楽しみに!
マーケットの魔術師 奥村尚
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