【衝撃の結果】iDeCoの過去検証が散々
これからiDeCoに加入を検討している方は読んで下さい
こんにちは、マーケットの魔術師 奥村尚です。
1年単位の一定期間で資金を運用するときに
皆さんが、まず考えることはなんですか?
おそらく、
「自分で運用する」
もしくは
「人に任せる」
でしょう。
「自分で運用する」は説明不要ですが、
「人に任せる」という意味は、
『投資信託を選ぶ or 金融商品を選ぶ』
ということになります。
腕に自信のある一部の人は、
躊躇せず自分自身で運用することを選ぶでしょう。
その判断が適正であるか確かめるプロセスはあるのですが、、、
ちょっと主旨から外れてしまいますのでそれはさておきましょう。
さて、多くの人は、全部、あるいは、一部を
「任せてみよう」と思うのではないでしょうか。
もし任せた場合、
いったいどのくらい資金を増やしてもらえるのか、
つまりどれだけの期待値があるのかをまず調べてみますよね。
しかし、調べるのも、結構な専門知識が要求されます。
これを言ったら身もふたもありませんが、
自分で調べ、判断できるほどの人であれば、
おそらく自分で運用して、
それなりに結果を出せるスキルが備わっているはずです。
現在は、webで
“良い投信サイト”や“一番良い投信選択サイト”的な
様々なサイトでも調べることができますが、
多くの場合は広告サイト。
ぶっちゃけ、正しい情報は掲載されていません。
そういったサイトの目的は
投資信託からの報酬目的に開設されたもので、
手ぐすね引いて待っている投資信託に誘導されるのが関の山です…
私も定期的にデータをとって
評価していますので、実名は公表せずに全体像をみてゆきたいと思います。
投資信託全部だと膨大ですから、
老後資金というテーマに合わせて、「iDeCo」に絞ってみましょう。
iDeCo(イデコ)とは、
毎月給料から一定額を積み立て、
拠出してプロに運用を任せる投資信託
のことです。
別名「確定拠出型年金」ともいいますが、
税金面で優遇される、自己努力型の年金ですね。
iDeCoは、税金面でも優遇されています。
そのため、かなりの方が利用されています。
また、『iDeCo専用に設計された投資信託』もありますし、
汎用で販売する商品をそのまま
『iDeCo制度の中で販売する投資信託』もあります。
さて、現在、過去5年間の運用データが取得可能な、
iDeCoとして使える投資信託は、350本あります。
それを全てリターン順に整列させたチャートがこれです。
※5年のリターンを1年平均で計算しました
5年間の平均リターンは、「17.52%」でした。
従って、複利計算ですと、1年の平均リターンは「3.18%」です。
リスク資産を運用しているので、
少なくとも“良い数字”ではありませんね。
平均リターンが、マイナスの投資信託も20本ありました。
存在比率 5.7%です。
株式運用も含めリスクをかけて、
それも5年もの期間運用した結果がマイナスという
投資信託が5.7%も存在するという確率はひどいものです。
この5年間、相場の調子は良かったのですが、
どう運用したらこの期間にマイナスになりえるのでしょうか?
そして、国債の利回り以下の投資信託は182本ありました。
存在比率 52%です。
日本国債といえば、最も安全な資産運用です。
まさか、これで半数以上が負けているというのは、
“驚愕”としかいいようがありません。
はっきり言って、散々たる結果です。
何故このような結果になったか理由は明確です。
一言で言うと、しっかりしたプロが
運用していないというのが理由でしょう。
株や為替(FX)に限らず、どの世界でも
プロがアマに負けることは許されるはずがありません。
100回やって、1回くらいの負けなら、
まぁ仕方ないか…
と、納得することもできますが
この結果は受け入れることはできません。
とはいえ、iDeCoを今やっている人は、
簡単にやめることは出来ないでしょう。
ですから、せめてもの対策として
「金額を極小に変更」することをおすすめします。
まだ加入していない人は、
少なくとも今は入る時期ではありません。
このブログではみなさんの資産運用のお役に立てる情報として、
金融、為替(FX)関連のマーケット動向や予測なども随時配信していきますので
次回の記事もご期待下さいね。
では、また次回をお楽しみに!
マーケットの魔術師 奥村尚
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