明確な「銘柄選択の基準」ありますか?

 

 

投資戦略上、最も重要な意思決定

 

こんにちは、マーケットの魔術師 奥村尚です。

 

 

投資とは、いろいろな局面で、
トレーダー自らが意思決定する必要があります。

 

もっと言えば、投資に至る前に、
お金を作るためのプロセスにおいてもも、
いろいろな意思決定が関与しますね。

 

 

例えば、

 

 ミシュランのレストランの評価は、
 既に予約の段階からはじまっている

 

などもいいますが、それに相当するでしょう。

 

 

今日は、レストランでいうと、テーブルに座って、
何を食べるか(おそらく何かを飲みながら)、というお話です。

 

ハッキリ言って、これを間違えると、致命的です。

 

最初に訪問したレストランで、そこの最も有名な料理をオーダーせず、
どこにでもある、どうでも良い料理を選んではいけませんよね。

 

その選定をミスすると、最初の方向判断をミスしたことになりますから
目指すゴールにはたどり着きません。

 

 

投資でも同じことが言えます。

 

投資では、銘柄選定を行うのは投資戦略上、“最も重要”な意思決定です。

 

 

これをミスすると、如何に買うタイミングを工夫しても、
あるいは売るタイミングを工夫しても、儲けることはできません。

 

この選定は、多くの場合

 

『何を買うか?(あるいは何を持つか)』

 

を基準とします。

 

 

しかし、東証では3,705(2020.1.7現在)もの上場企業があり、
ETFやREIT、さらにはあまり有名でもないETNなどをいれると

 

実にたくさんの上場銘柄という選択肢があり、
“買う基準だけ”では、選びきれないことが多々あります。

 

 

そうした時、

 

「何を持つか?」

 

ではなく、

 

『何を持たないか?』

 

という基準でユニバース(買いたいと思う銘柄群がある集合)を
絞ることもまた、有効です。

 

 

例えば、セクター
何が上がっているか?下がっているか?

 

例えば、市場
1部か?2部か?

 

 

このような大きな括りでもよいです。

 

もっと小さな括りにするのであれば、
(例えば)東京に本社がある企業…などでもいいのです。

 

 

もう少し具体的に掘り下げてみましょう。

 

今のような時期であれば、円高リスクに強い会社を買いたいでしょう。

 

ならば、円安で株価が上がってきた会社

 

『もたない』

 

という観点で除外します。

 

 

だからといって、円高で株価が上がるとは限りませんので、
「選択肢に残った会社」をあくまで“母集合”として、

 

例えば、

 

 PER、RPEの高い銘柄
 価総額の大きな銘柄

 

など、選定するための条件を用いて、数銘柄まで絞り込みます。

 

 

 

ここで残った銘柄は、今後の投資における候補となります。

 

従って、別に今日買わなくても良いわけですから、
しばらく価格の様子をみてみると良いでしょう。

 

こうした観点で、いくつか準備を進めておくと、
けっこう役に立つことが多いので、是非参考にしてみて下さいね。

 

 

このブログではみなさんの資産運用のお役に立てる情報として、
金融、為替(FX)関連のマーケット動向や予測なども随時配信していきますので
次回の記事もご期待下さいね。

 

では、また次回をお楽しみに!

 

 

マーケットの魔術師 奥村尚