世界で主流になっている株式投資の運用方法

 

 

アクティブ運用では、なかなか勝てない相手

 

こんにちは、マーケットの魔術師 奥村尚です。

 

さて、今日は、ここ数年で世界の主流になっている
株式投資についてお話したいと思います。

 

「インデックス運用」というもので、
NK225や、TOPIXなどの指数(インデックス)に連動する運用を行う株式投資です。

 

NK225であれば、日経新聞社が選択した
225銘柄の株価平均に連動しますし、
TOPIXであれば、東証1部の全銘柄の時価総額に連動しますね。

 

 

この指数(インデックス)に連動させるのは、
それなりにフィンテックの技術が必要となります。

 

この手法を論じるのは得意なのですが、
書き始めると、長くなるし難しくなってしまいますので
できるだけわかりやすく説明するようにするので
途中で投げ出さないで、最後まで読んで下さいね。笑

 

 

さて。

 

そもそも、インテックス運用はプロが行うことなので、
「それができる事」を前提として話していきます。

 

まず、どうして、インデックス運用が主流なのか?

 

 

答えは簡単です。

 

こうした指数に勝てる運用を行うのは、並大抵のことではなく、
長い目でみると、“なかなか指数に勝てないから”です。

 

相場の世界では、「100連勝したぞ」とか、
「私のやり方は儲かってすごいぞ」という人、
あるいは、“そのやり方”がいくらでもあります。

 

そうした独自のロジックを編み出した人が、
ある特定の期間で、そのパフォーマンスを達成したのは、
凄いことであり、素晴らしいことです。

 

 

しかし、その素晴らしいパフォーマンスを長期間…

 

例えば5年、10年、いや、1年間ですら、
続けて達成したという報告を聞くことは、
なかなかないのが正直なところです。

 

大抵の場合、“そのやり方”で得られるパフォーマンスは
瞬間的、一時的なものであることがほとんどです。

 

 

実際、買えば儲かる年でも、まず大半が
日経平均やTOPIXに負けてしまうのです。

 

どうして、なかなか勝てないのでしょうか?

 

 

理由は簡単です。

 

『インデックス運用はリスクが十分に分散されているから』

 

です。

 

 

現代ポートフォリオ理論を使えば
数値で証明することもできるのですが、

 

・円高に強い or 円安に強い企業
・内需 or 外需、
・メーカー/サービス/金融などの業種

 

等々、いろいろな観点で、程よく分散され、
結果としてリスクが小さくなっているのです。

 

 

また、インデックス運用は、別名『パッシブ運用』ともいいます。

 

対して、自分で努力して銘柄発掘をし、努力して売買を繰り返す方法を
「アクティブ運用」といいます。

 

アクティブ「積極的」という意味を持ち
パッシブは、「消極的」という意味を持ちます。

 

しかし、パッシブ運用は名前に反して、なかなか勝てる相手ではありません。

 

誤解のないように言っておきますが、
この記事で記事ではインデックス運用を称賛し、
アクティブ運用をけなそうとしているわけではありません。

 

「苦労したから成果があるとは限らない」
ということが言いたいのです。

 

試しに、アクティブ運用と、パッシブ運用の成果を、
1年後に比べてみるとよいでしょう。

 

上手な方法を選択さえできれば、
それが楽な方法でも効果が高いケースは存在するのです。

 

たとえば、ポートフォリオとして、
運用資金のいくらかをインデックス型で運用するのは悪くない方法です。

 

 

ちなみに、ETFCFDでもインデックス型の投資信託を売っています。

 

中には2倍、2.5倍型のレバレッジがかかっているものがありますが、
正直これはお勧めしません。

 

 

というのも、TOPIXが1%上がっても、正確に2%とか、2.5%上がらないからです。

 

これは簡単に検証できますが、ポートフォリオ組成技術が低いのです。

 

ですので、普通に「1倍型」の中から選択することをお勧めします。

 

 

このブログではみなさんの資産運用のお役に立てる情報として、
金融、為替(FX)関連のマーケット動向や予測なども随時配信していきますので
次回の記事もご期待下さいね。

 

では、また次回をお楽しみに!

 

 

マーケットの魔術師 奥村尚