金融詐欺にあわないために必要なもの

 

 

なくならない金融詐欺

 

こんにちは、マーケットの魔術師 奥村尚です。

 

日々、テレビのニュースなどを見ていると
高利回りを保証すると謳う詐欺業者や、
マルチ商法ようなやり口で上場確実と謳って仮想通貨を売りさばく
悪質な業者が問題となっているのを目にします。

 

いわゆる、金融詐欺事件です。

 

この手の詐欺事件は、被害規模が大きいのが特徴で
(というかある一定規模にならないと検挙されない)
年間の被害層額は数十億、数百億円にも上ります。

 

 

このご時世、一歩外に出ると、、、

 

いやいや、外に出ていない時でさえ、インターネットを通じて
信じられないような儲け話の数々が目に飛び込んできます。

 

金融関連はもちろん、ネットビジネスや、マルチ商法など、
ジャンル多岐に渡ります。

 

 

そういった“儲け話”を目にすると、つい心が揺れて、
誘惑に乗ってしまいそうになることもあるかもしれません。

 

しかし、こうした儲け話には、常々注意しておく必要があります。

 

 

下手をすると、預けた自分自身のお金が
全く違う事、場所で使い込まれて一銭も戻ってこなかった…

 

という被害にあうことも十分考えられます。

 

 

こういった被害による損失は、

 

『証券会社や銀行から何かのファンドを購入し、
 投資したら15%下落して損をした』

 

というような話とは次元が異なります

 

人を騙してお金を集める輩が悪いのは、言うまでもありませんが
被害者(もしくは私達)自身も、そういった輩から身を守る力を
身につけていかなくてはなりません。

 

 

日本国内だけにとどまらず、様々な金融詐欺が横行する世の中で、
現代人として必要な知識を身につける、
つまり、「リテラシー」を持つことが求められるわけです。

 

 

金融商品を扱う上で必要なリテラシーさえあれば、
冒頭で述べたような詐欺被害は、回避できる可能性があります。

 

誰かにお金を預ける場合、日本においてその相手は、
『金商法』という法律に従った登録(もしくは免許、許可)事業者
でなくてはなりません。

 

 

法律に従った事業者は、「締結前書面(メールやPDFを含む)」の交付をはじめ、
「広告規制」、「標識掲示義務」、「内部管理基準」と
監督官庁による監査を受けます。

 

つまり、その登録をしていない会社はモグリであり
当然、『違法営業』です。

 

もちろん、モグリの会社の投資先や運用も疑わしいと思うべきです。

 

 

また、最近では情報業界というものが一般にも浸透しており
プロや証券会社出身と自称するトレーダーの手法が教材として販売されたり、
高額の投資塾や、投資セミナーへの勧誘などが増えています。

 

昨今は、詐欺事件として報道される情報販売業者も増えており
情報弱者の弱い心につけこんだ、悪質なビジネスも存在します。

 

 

そういった、詐欺まがいの情報販売業者の多くは
「勝率100%」、「年収1億」、「初心者でも稼げる」、「努力や勉強は一切不要」
などというような魅力的な宣伝文句で、消費者の購買意欲を掻き立てます。

 

悪質な情報販売業者に共通するのは、
どこの馬の骨かもわからないトレーダーが講師を務めていたり、
本当かどうかも分からない経歴や、
確かめようのない“現実離れした実績”を謳っていることです。

 

裏付け、信ぴょう性のない商品には疑ってかかるべきです。

 

 

儲け話につられて大金を預けてしまう…

 

人間だから仕方ないのかもしれませんが、
行動に移してしまう前に、その預け先をよく調べることは
絶対に欠かさないよう注意しておきましょう。

 

 

このブログではみなさんの資産運用のお役に立てる情報として、
金融、為替(FX)関連のマーケット動向や予測なども随時配信していきますので
次回の記事もご期待下さいね。

 

では、また次回をお楽しみに!

 

 

マーケットの魔術師 奥村尚