どのチャート分析を用いると確率が高い?
当たる確率はいつも50%?
こんにちは、マーケットの魔術師 奥村尚です。
今回は、チャート分析の話をしようと思います。
たまたま日経平均の推移を題材にしますが、為替でも、米国株式でも、
金利でも石油でも、考え方は同じです。
2年分プロットしてみました。
このチャートを見るにあたり、エリオット波動、および、
トレンドラインの考え方を用いてみます。
さぁ、さっそくやってみましょう。
まず、節目の日付を入れてみます。
これは局所的な節目がどこにあるか、という目安です。
いわゆる、トップやボトム、あるいはシーリングやフロア、
という言葉も使いますが、要するに局所的なHiとLoです。
これを書き込むと、なんとなく、チャート分析をやってるぞ、
という感じが出てきますね。
エクセルだと、それぞれの節目の期間を日数として、正確に計算できるので、
節目間の長さもわかります。
その長さを使って色々予想する手法もありますね。
今回は、エリオット波動であれば、第n波なのかを数字で書いてあります。
エリオット波動は、第3波を最も長い期間として考え、他の波を当てはめるのが
やりやすい方法になるでしょう。
そうすると、この期間だと1波からC派まで全て含んでいるので、
次の波は、新しい1波になることを示すことになります。
ということは、上昇波ですから、今後は上昇して行くことになる、
と判断できますね。
今が買い時ですね。
次の手法を試しましょう。
長方形の形を作成します。
そのために水平にラインを引いてみます。
ここ1年くらいのトレンドの、上と下をサンドイッチしてみました。
水平に平行線を引いて、その上値ラインと下値ラインで長方形を構成するという考え方です。
上を抵抗線、下を支持線とも呼びます。
抵抗線を上に抜けたら、そこから上昇の力がみなぎってきます。
一度放たれてもまた抵抗線まで戻ってくることも多いです。
日足だと、3日から20日程度で40%の確率で戻るという教えもあります。
その時にエントリーするのも手でしょう。
この考えでは、今は買い時ではありません。
と、ここまで書くと、おや、と気が付きますよね。
エリオット波動も、長方形も、どちらの説もチャートの基本なのですが、双方、食い違う。
外れるかな、と思っても当たることもあるし、
当たるかな、と思っても外れる事もある。
当たる確率は50%です。
論理的に考えるとナンセンスなのですが、
それで良いのです。それがチャート分析の良さなんです。
相場の形をみて、最適な手法を組み合わせた時、
最もあなたのノウハウが生かされます。
したがって、
今後上がる、とあなたが思った時は、上がることを説明できる手法を選んで、
その手法で上がることを説明すると良い。当たる確率は50%です。
下がると思った時は、その逆。当たる確率は50%です。
でもね。
あなたが上がるか下がるか判断できない時に、適当な手法を選択する時も、
やはり当たる確率は50%なんですよ。
このブログではみなさんの資産運用のお役に立てる情報として、
金融、為替(FX)関連のマーケット動向や予測なども随時配信していきますので
次回の記事もご期待下さいね。
では、また次回をお楽しみに!
マーケットの魔術師 奥村尚
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