何をするか、ではなく、何をしないか?でトレードを考えてみる
“モノを持たないこと”をトレードに当てはめてみる
こんにちは、マーケットの魔術師 奥村尚です。
ミニマリズムという言葉が誕生したのは1950年代、もしくは1960年代とされています。
哲学、文学のみに限らず、美術、音楽、建築といった分野でも
提唱されるスタイルであり思想です。
「最小限主義」ともいいますね。
日本でミニマリズムという言葉が一般に浸透し始めたのは
2010年あたりからではないでしょうか。
この当時は「断捨離」という、
“不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想”も
メディアで取り上げられていましたし、
その影響からミニマリズムという言葉が知られるようになったように思います。
ちなみに、断捨離と言えば、やましたひでこさん、
近藤麻理恵さん(こんまりえさん)などが有名ですね。
一時的におおきなムーブメントとなった断捨離ですが、
現在はその熱も落ち着いていますが、2019年現在でも、
モノをもたない生活をチョイスする人は増えているのではないかと思います。
モノに縛られずに生きるということでしょう。
モノを持たないと、ポータビリティが上がるし、キャッシュフローも上がりますね。
ポータビリティが上がると、レイアウト替えが手軽にできますし、
引っ越しをするにしても余計な労力を使うことがなくなります。
キャッシュフローが上がると、金銭的自由度があがります。
すると、選択の幅が広がります。
このように、モノを持たないことで、結構なメリットがあることがわかりますね。
「何を持つのか?」ではなく、「何を持たないか?」という発想に置き換えることも
出来るかと思います。
では、この発想をトレードにおいて生かすのはどうでしょう。
つまり、
「何をするか?」ではなく「何をしないか」
ということ。
何をしないか… あるいは、
「これだけはしない。」
こうした事を決めておくのも、無駄を排除するために有効な戦略といえるでしょう。
例えば、トレードをする状況においての“しないこと”として、
・電車待ち時間のような短い空き時間ではしない
・酒を飲みながらしない、
・レバレッジを上げてしない
・根拠のない手法を信用しない
といったような事はサッを思い浮かぶものです。
くどいようですが、例えばですからね(笑)
さらに、トレードにおいては、“何をするか”ということに焦点を置いた手法が、
数多く存在していると思います。
巷には教材という形で、トレードノウハウが売られていたりしますが、
その多くは「引き算」ではなく「足し算」のはずです。
いろいろなノウハウには、それぞれの特徴、特色があります。
「何をするか」は、秘伝のタレみたいな位置づけになっていることでしょう。
これこれ、こういうときは、この考えで…
あれあれ、ああいうときは、あの方法で…
数多くの秘伝のタレならぬ、手法や考えを、皆さんもお持ちでは、ないでしょうか?
もちろん、それで、うまく行っているのであれば、何も変える必要はありません。
結果を出せているのであれば、むしろ、変えてはいけないでしょう。
しかし、うまくいかないとき、別の方法を探すのも手ですが、
「その方法に戻らない」というのも選択肢の1つなのです。
分かりやすく言えば、動物的な学習。
子供が、ストーブを触って熱いと感じたら、その後二度と触らない。
そんなような感じと似ていますね。
このブログではみなさんの資産運用のお役に立てる情報として、
金融、為替(FX)関連のマーケット動向や予測なども随時配信していきますので
次回の記事もご期待下さいね。
では、また次回をお楽しみに!
マーケットの魔術師 奥村尚
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