コロナのポジティブサイドは?
塞翁が馬
コロナ禍の中で、生活はすっかり様変わりしました。
外出しての楽しみがほぼなくなるなど、悪い事ばかりですね。
それをわざわざ羅列する必要はないでしょう。
しかし人生万事、塞翁が馬(さいおうがうま)です。
悪い事に見えるが、悪い事とは限らない。
何が起こるかわかりませんから、見方によっては、
良い事にもつながる可能性だってあります。
今回は、コロナ過の中で起きた「良い事」を探して、
ピックアップしてみました。
コロナ過で起きた大きな転換は、接触、密度、でしたが、
それを避けるために、オンラインに置き換わる必要性が急拡大しました。
そして、本当に必要なことを、必要な時にだけ、
オンラインで行われるようになった。
これは良い事です。
コロナ前であれば、会議を短くするために、
立って会議するとか、工夫していたものです。
しかし、そもそも、会議は不必要なものであった、
なんてことも発見されました。
オンラインで多くの事ができるようになり、痛勤が必要なくなった。
職場の近くに住まう必要もなくなり、住居も快適になった(人も増えた)。
ハンコが必要なくなってきたのも良い事です。
コロナ過がなければ、日本は100年たっても
ハンコを捨てられなかった事でしょう。
世界の中で日本のコロナウィルス感染率の低さ、
死亡率の低さは優秀であり、清潔さや衛生面での文化と合わせて
注目されているのも良い事でしょう。
主要国をピックして死亡数と人口比を見ると、こうなっています。
死亡数はジョンズホプキンズ大のダッシュボード、
人口は外務省HPから取得し、死亡率を計算しています。
まだ2020年の正確な日本全体の死亡数は発表されていませんが、
人口動態統計(2020年1月から11月,厚生省1/19発表)によると、
死亡者数は前年同期比で1万5千人減少しました。
これは、コロナの死亡数をはるかに上回る数です。
肺炎や心疾患を死因とする死亡数が劇的に下がったからです。
コロナ対策によって、インフルエンザや細菌が抑えられたというわけです。
外出が制限されたこともありますが、リモートも進み、
自分の時間が増えたことも良い事の一つといえるでしょう。
やりたいことができるようになった。
趣味を持っている人は充実したし、持っていない人は持つ時間の余裕もできた。
趣味とは少し違いますが、昨年はオンライン証券会社の口座がものすごく増えました。
投資をする自分の時間が増えたこともあって、給付金を使って株式投資を始める人が増えたのはひとつの成果とも言えます。
案外良いことも多いもんですね。
このブログではみなさんの資産運用のお役に立てる情報として、
金融、為替(FX)関連のマーケット動向や予測なども随時配信していきますので
次回の記事もご期待下さいね。
では、また次回をお楽しみに!
マーケットの魔術師 奥村尚
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