今後、「円高」となる予想…
重要な指標発表が続く今週
こんにちは、マーケットの魔術師 奥村尚です。
米中貿易戦争は、今も真っ盛りです。
今までの流れは、以下のようなアルゴリズムのループで説明できるかと思います。
これからわかることは、株価が大きく下落して反応するのは、
枠で囲った「制裁関税発動」の時です。
そして、株価が大きく上昇するのは、「協議」が決まった時です。
ちなみに、この記事を書いている今週は、重要な指標が数多く出てきます。
まず10/9(wed)。
IMF(国際通貨基金)は世界経済見通しの改定値を出します。
それにより、下方修正が予想されています。
※IMF(International Monetary Fundの略称)
IMF(国際通貨基金)の主な目的は、国際通貨制度の安定性を確保すること。
1944年7月に開催された、ブレトン・ウッズ会議(注1)で創立が決定。
また、同会議で調印された「国際通貨基金協定(IMF協定)」により
1947年3月に業務を開始した国際機関。加盟国は189か国(2019年10月現在)。
主な会合には、年1回(秋)開催される年次総会(世界銀行と合同の総務会)。
年2回(原則)開催される国際通貨金融委員会
(IMFC、International Monetary and Financial Committee)など。
日本銀行からも総裁が出席している。
(注1:アメリカ合衆国のニューハンプシャー州ブレトン・ウッズで行われた
連合国国際通貨金融会議)
そして、10/10(Thu)からは、米中閣僚級協議があります。
中国の構造問題が入ってくるため、簡単に全体合意に至ることは、まず考えられません。
さらに、10/11(Fri)には、ミシガン大学の消費者態度指数(10月)が発表されます。
消費者態度指数は8月に大きく悪化し、9月には多少盛り返しましたが、
10月はどうなるでしょうか…。
米中閣僚会議で、貿易と構造問題を切り離し、
貿易だけを解決するスタンスを見せるのであれば、
相場は大きなインパクトをもって反応するに違いありません。
しかし、個人的には、その期待は薄いとみています。
とすると、このような指標から見えてくる予想は、ネガティブ…
つまり、「円高」、ということになりそうです。
是非参考にしてみてください。
このブログではみなさんの資産運用のお役に立てる情報として、
金融、為替(FX)関連のマーケット動向や予測なども随時配信していきますので
次回の記事もご期待下さいね。
では、また次回をお楽しみに!
マーケットの魔術師 奥村尚
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